片麻痺の天敵 ~半球間抑制について~

今回は脳卒中片麻痺の機能回復に悪影響を及ぼすとされている半球間抑制(はんきゅうかんよくせい)についてお伝えします。

基本的に脳は右半球と左半球に分かれており、脳梁というところで左右の脳は連結されています。

右半球は左側の手足、左半球は右側の手足の運動をつかさどっています。通常は、左右の脳がお互いを抑制して、協調し合いながら適切な運動が行えるように調整をしています。

この、左右の脳が抑制しあうことを半球間抑制というものになります。

例えば、右側の脳で脳梗塞または脳出血などを発症するとします。

そうすると、右半球の障害なので左の手足に障害が出ます。すると、障害される前であれば左右の脳がお互いを抑制しあいながら協調的に働けていたのが、右の脳が障害されることでその均衡が保てなくなるわけです。要するに、左の脳を抑制できなくなるので興奮性に働いてしまい、右の手足に過剰な活動が起こってしまいます。

さらに、興奮状態の左の脳は右の脳の働きに対してより抑制をかけてしまう事になるのです。強く抑制をかけられることでさらに右の脳の働きは弱くなってしまいます。

右の脳の働きが悪くなるという事は、左の手足はより動かしにくくなるという事になります。

この半球間抑制を是正するには麻痺した側の手足にも刺激をたくさん入れてあげることが大事になります。

一概には言えませんが、入院中のリハビリでは入院日数やリハビリに期限があるため、なるべく早く退院させないといけません。そうするために、いい方の手足をたくさん使って日常生活動作の練習を中心に行ったりすることが多い気がします。いい方の手足を多く使うことで麻痺した側をつかさどる脳はより抑制をかけられてしまい、より麻痺側の手足が動かしにくくなり回復を阻害してしまいます。要するに、いい方の手足で頑張れば頑張るほど麻痺した側の回復の可能性が減ってしまう可能性があるのです。もちろん日常生活動作を獲得することはとても大事ですが、機能面の回復から見ると悪い側面もあるわけです。

もちろん入院中のリハビリ全部がそのようなものではありませんが、病院のリハビリには期限があります。

その点、自費のリハビリ施設には費用面でのデメリットはありますが、リハビリの期限がありません。なので、より麻痺側の機能回復を追い求めるには自費リハビリ施設も退院後のリハビリの選択肢にいかがでしょうか。

当店に通って下さっていただいているお客様の中には、入院中にほとんど麻痺した側の手は動かしていないという方がいました。その方にはいろいろな方法で様々な刺激を麻痺した側の手に入れてあげることで、少しづつですが麻痺していた手の動きがみられるようになってきています。

少しでもKAYOUのリハビリが気になった方は、まずは見学やご相談からでも構いません。

お気軽にお問い合わせください。

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