効率の良い歩行について ~静歩行と動歩行②~

前回は静歩行と動歩行の違いについてお伝えしました。

効率の良い歩行について ~静歩行と動歩行①~

静歩行は
重心を支持基底面(足底)内に乗せてバランスを取りながら歩行するため、スピードは遅くなる。また、平地以外の路面への対応力は劣る。

動歩行は
重心を支持基底面(足底)外を通るため、バランスを崩しながら歩行する。そのため、歩行スピードは速く、凸凹などの不確定要素にも対応できる。

という事でしたね。

例えば脳卒中の後遺症により片麻痺になられた方が、屋外を歩けるようになりたいと目標があったとします。

その場合、屋外歩行が出来るようになるにはどちらの歩行を目指す必要があるのでしょうか?

屋外には凸凹・段差等の不確定要素が多いですし、長い距離を歩くには少ない力で歩ける必要があったり、信号を渡りきるのにはスピードも必要になってきます。

そう考えると対応力が高い動歩行を目指す必要がありますよね。

よく歩行のリハビリの中でステップの練習をしたりしますが、この時に「足にしっかり体重をかけてから反対の足を出して」と、しっかり支える足に体重をかけるように意識させて練習を行うことがあります。

このステップ練習だと重心を足底に乗せる練習になります。そうすると静歩行の重心の制御になり動歩行の重心の制御ではないため静歩行の練習になります。脳の働く場所も変わってきます。

歩行時の重心の移動は4~5㎝前後と言われています。なので動歩行の練習をするのであれば、重心が足底に乗る前に足で地面を押すような練習が必要になります。例えば左右の足を少し広げた状態での足踏みを行うなど。

あるデータでは、脳卒中の方を10万例調査した結果、歩行障害がある方は4.6%というデータがあります。

裏を返せば95%の方は何かしらの方法で歩行が行えているという事です。大体の方が歩ける可能性があるという事です。

そう考えると、どのように歩けるか(歩行補助具、装具など)も大事ですが、どちらの歩行(動歩行・静歩行)を目指すかも大事になってくるのではないでしょうか。

それによって、その後の生活が大きく変わる可能性があるのではないでしょうか。

今回は脳卒中メインのお話になってしまいましたが、骨折後や慢性疼痛(膝・腰など)などの方でも同様に静歩行様な歩行になられる方もいらっしゃいます。

そういった方にも、動歩行の感覚入力を身体に入れてあげることで歩行が楽になられる方もいらっしゃいます。

気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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