効率の良い歩行について ~静歩行と動歩行①~

静歩行と動歩行という言葉を聞いたことありますか?

この二つは力学的な観点から歩行をとらえた時に大別されます。元々、ロボット工学などで言われていたそうです。

この二つの歩行様式を簡単に説明すると、歩行中に重心の位置が支持基底面(足底)内を通っているかいないかという違いです。

引用:ASIMO (honda.co.jp)

静歩行は常に重心が足底面内にある状態でバランスを取りながら歩行します。

例えば、つるつると滑る床面やグラグラと不安定な場所を歩くときなど足元に注意しながらの歩行が静歩行と言えます。   また、ご高齢の歩行や片麻痺の方の歩行も静歩行になりやすいです。毎回片足立ちをしてから反対の足を出すイメージです。

動歩行は重心が足底面から外れながら歩行する形となります。重心の移動を予測して動的なバランスを取っているため、動的には安定ですが静的に見た場合には不安定です。つまり、足を上げた際に重心が足底内にないため反対の足をすぐに出さないと倒れてしまうということです。

一般的に正常歩行と言われている歩行は動歩行になります。

少し足を広げた状態で足踏みをするイメージです。

静歩行と動歩行にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

静歩行のメリットとしては、重心が常に足底面内にあり転倒しないことを念頭に歩行しているので動作を止めることが容易となります。

デメリットとしては、常に重心が足底面内にある為、動き出しに力が必要になりやすく、歩行スピードも遅くなり平地ではない場所の歩行が難しくなります。

反対に動歩行のメリットとしては常にバランスを崩しながら歩行している為、歩行スピードが速い、不確定な場所(凸凹、斜面など)においても安定して歩行が行える。歩きだしてしまえばさほど力は必要なくなる。

デメリットとしては勢いを利用して歩行しているために、動作を止める際に力が必要になってきます。

簡単にまとめると

静歩行は不安定な場所では対応しにくい。スピードも遅い。力が必要になるので疲れやすい。

動歩行は歩行スピードが速く、不安定な場所でも対応しやすい。歩き始めれば力はそこまで必要でなくなるため疲れにくい。

皆さんはどちらの方の歩行が日常生活に必要になると思いますか?

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