前回、フレイルについて3つの大事なことを説明させて頂きました。
- 栄養
- 身体活動
- 社会参加
それぞれについて簡単にお伝えしました。
現在、新型コロナウィルスにより大きく生活様式が変容しました。この生活様式の変容によって高齢者の健康に深刻な影響が出ていることが筑波大学院の調査で明らかになったので紹介させて頂きます。
40代以上を対象に8000人へのアンケート調査を行った結果、
2020年11月の時点で「外出するのが週1回以下」だという人が
70代・・・22%
80代・・・28%
90代・・・47%
と大幅に外出の機会が減少していることがわかりました。
また、40代以上のうち17%の人が「自分の健康状態が悪化していると感じている」ということがわかりました。
さらに60代以上では「同じ事を何度も聞いたり物忘れが気になるようになった」という人が27%増加
「生きがいや生活意欲が無くなった」という人が50%に上がっていることも明らかになりました。
まさしく、前回お伝えしたフレイルの身体機能の低下、社会参加の減少というところに当てはまってきます。外出する機会が減ることで、運動する機会や他者とのコミュニケーションの機会も減ります。そうすることで、食欲や睡眠、精神面にも影響を与えますので、健康状態も悪くなってしまいどんどん悪循環になってしまう恐れが十分に考えられます。
また、認知機能ヘの影響も大きく関わってきます。
その中で、自費リハビリ施設が行えることとしては、
コロナ禍で不特定多数の集団で体操やリハビリを行うのではなく、マンツーマンでその方に必要な施術を受けることが出来るというメリットがあります。
また、その方の身体状態に合ったメニューを行うことが出来るので身体の状態をいい状態にすることが出来ます。
専門知識を生かし、自宅での過ごし方や自主トレーニングなどのアドバイス、健康相談なども行えます。
お店に来ることで、外出の動機にもなりますしスタッフと会話をする事でも社会参加への機会となることが出来ると思います。KAYOUは、ご自宅に訪問することも可能です。
リハビリと聞くとケガをした人、病気にかかった人がする事と思われる方が多いと思います。実際の病院やクリニックでリハビリを受けようと思うとケガや病気の方のみが対象となります。しかし、自費リハビリはケガや病気でなくとも受けることが出来ます。どんな方でもご利用いただけます。
KAYOUではケガや病気の方だけでなく、いろいろな方の交流を楽しめる場所、健康に過ごすためのお手伝い・情報発信などを行っていければと思っています。
まずは、相談・見学だけでも構いませんお気軽にお問い合わせください。
